千葉市にある女性バーテンダーのBARblog

カクテル小話No.24

R.I.P

様々なカクテルの小話を綴るシリーズです。
カクテル言葉は【永遠の感謝】

”カルフォルニア・レモネード”
バーボンベースでレモンジュース・ライムジュース・グレナデンシロップ・ソーダで作るスタンダードカクテル、でも案外と知られていないマイナーなカクテルの一つです。

美しいビーチタウンが並ぶカルフォルニア西海岸の開放的で爽やかなイメージ通りの味わいで、ライムとレモン2種類の柑橘によってパンチのあるバーボンがすっきりとし、グレナデンシロップが少し複雑な甘味を与えています。

若い頃アメリカに憧れを持っていた私は、バーテンダーの世界に入ってから日々、様々なカクテルを覚ていく中、早々に好きになったカクテルでもあります。「カルフォルニア・レモネード」、美味しい上になんて響きの良いカクテルなんだろう!と。アメリカの都市のの名のついたカクテルは他にもたくさんあるんですけどね、言うまでもなくのマンハッタンやマイアミ、ボストンクーラー、シカゴ、ネバダ、などなど(因みにマイアミをウィキで調べると何とも面白い)・・・、ともかく、以来ずっとお気に入りのカクテルでもあります。
繊細なショートカクテルとは違い、ベースに使うバーボンもわりと何でもOKな感じで、あっさりさせたければオールドクロウとかジャックダニエルとか、上手にまとめたければメーカーズマークあたりでしょうか、ハイプルーフのバーボンで作れば骨太に仕上がります。

さて、今度の日曜は母の日。今年はリクエストにより「お母さんありがとう」って印字された文明堂のカステラを送るつもりだったのですが叶わなくなってしまい…この場を借りまして感謝の気持ちを伝えたく今回のカクテル小話とさせていただきました。
お酒は激弱な母でしたが、さっぱりした性格はカルフォルニアの明るいイメージに合うな〜。なんて、母の日を前にしみじみ思った私でした^^。

2024/5/10