千葉市にある女性バーテンダーのBARblog

The Scotch Malt Whisky Societyのこと

珍しいウイスキーをお探しの方へ、当店でいつもおすすめするのが今回のソサエティ。
今回は少しだけ詳しくお話しようと思います。

その設立から今年で40周年を迎える、ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ。シングルモルトの愛好家なら知る数多くのウイスキー・ボトラーズ組織の中でも一目置かれる存在です。
この”ソサエティ”の会員であるGIN-JOINTSでは、常時30種類〜ほど、ソサエティのシングルモルトと数種類のスピリッツを取り扱っています。


。。。時はそんなに昔でもない1983年、ウイスキーを楽しむために設立された【世界で最初のウイスキークラブ】がこの”ScotchMaltWhiskySociety”です。(以下SMWS)
始まりは創設者のピップ・ヒルズ氏と数人の仲間がスペイサイドの蒸留所から1樽を購入しそのままの魅力的な味わいを分かち合った事から。
それから「熟成されていたままのウイスキーを飲みたい!」というSMWS設立当初からの方針・理念が生まれました。現在は世界20か国&会員35000人のメンバーがこの特別なウイスキーを共に分かち合っています。

現代では当たり前のように”カスクストレングス(樽出し)”、”ノンチルフィルター(無濾過)”などと言った用語を目にするし、様々なシングルモルトがその状態でボトリングしていますが、83年当時はブレンデッドウイスキー主流でシングルモルトという言葉すら一般的には聞き馴染みのないものでした。アルコール43度の美味しくブレンドされたウイスキーを飲んでいたところに、樽から出したままの60度の原酒なんてびっくり仰天です。しかしそれが美味かったのですね!わかります。初めて飲んだ時の衝撃・・・私も未だ覚えています。

・・・という訳でソサエティSMWSのウイスキーは全てその原酒の状態でボトリングしています。更に銘柄をラベルに記載せず、ユニークなタイトルと番号で表現しているのはもう何度もお伝えしていますよね。

そして日本では93年から輸入が始まり、SMWS日本支部は今年で30周年!
今回も、国内のメンバーによる日本限定のウイスキーを入荷しています。
とっておきのモルトウイスキーをぜひ、お楽しみください・

最後に、SMWSからウイスキーダイスキーなみなさまへ愛の一節。
ー終わりなき、ウイスキー愛の旅を。ー

2023/9/29