千葉市にある女性バーテンダーのBARblog

ジン・トニックの日

本日10月19日は、世界ジン・トニックの日なんですって。

ジン・トニックといえばカクテルの基本でもあり、季節や時間を問わず飲めるという印象があるかと思います。使うジンやライム、トニックウォーターなどの種類によって様々な味の違いが楽しめるのも特徴です。

当店ではロンドンで蒸留されるヴィクトリアンヴァット・ジンを使いお作りしています。
ジンが流行した19世紀ヴィクトリア朝時代、ジンは樽に詰めて船で運ばれていました。この保存法を復活させて、ウイスキーの空き樽で熟成させることで骨太な昔のスタイルのジンに仕上げている事、ジンの香味の主成分となるジュニパーベリーを通常の2倍使用している事が特徴のジンです。。

さて、ジン・トニックに必ず使われるトニックウォーターですが、18世紀にイギリスの植民地だった熱帯地方で医療用の飲料として開発されたと言われます。当時問題となっていたマラリアの感染症に効果があると言われた、キナの木から採れるキニーネという成分をそのままでは苦味が強いため甘味や炭酸を加えて造られたのがトニックウォーターなんですね。
また、日本で作られるトニックウォーターにはこのキニーネの成分は入っておらず似たフレーバーを付けています。理由には諸説しかもちょっとあやふやなので割愛しますが、でも現在ではちゃんと法に則った割合のキニーネ入りのモノが輸入されていてバーテンダーなら誰もが知るブランドのものもあります。

ちなみに当店ではトニックの甘さを少し控えめにする方法でお作りしていますよ。まあなんと言ってもヴィクトリアンヴァットが美味いのですが、お好みのジンでもモチロンお作り出来ますのでリクエストがあればオーダーして下さいね。

・・・という訳で・・・今日の1杯目はジン・トニックでどうでしょう?



2023/10/19