千葉市にある女性バーテンダーのBAR blog

カクテル小話No.20

テコンテとは

色々なカクテルの小話を綴るシリーズです。

久しぶりになってしまったけどこのシリーズもようやく20話となりました・・・!オンドリのしっぽ(bySUNTORYさん)目指して?着々と更新続けて参りますのでご一読頂けたら嬉しいです。

そして18話19話とホットカクテルでしたが、まあ季節柄今回もこの時期に飲みたいカクテルのお話しをしましょう。

南米のボリビアで作られているブランデー、「シンガニ」。聞き馴染みない方も多いと思いますが数年前から日本でも輸入が始まり、シンガニのカクテルなんかについても情報がよく入るようになりましtz。
どんなお酒かというと、果実の女王と呼ばれるマスカット・オブ・アレキサンドリアを原料にしたブランデーで(世界基準ではスピリッツとなる)ボリビアの国民酒であり、また、ブラジルのカシャッサ、ペルーのピスコと並び南米の3大スピリッツの一つ称されています。

お花を思わせる甘い香りやマスカットの熟した香りに、フレッシュ感がありながら特徴的な味わいは、様々な飲み方ができるオールマイティーなドリンクとも言えるでしょう。

ボリビアですが、4000m級の高山あり、熱帯雨林やサバンナありの多彩な自然環境で、首都のラパスなどは標高3625mという、もうほぼ富士山みたいな所で、私なんかが気安く行こうものなら速攻で高山病にかかるだろうと(笑)。…南米ってもう暑いイメージしなかった(無知でゴメンなさい)けれど、そのラパスでは年間平均気温がだいたい最高約15℃最低−5℃という地域のようで、寒い夜に温かい飲み物で体を暖めたい訳ですよね。

そこで、ボリビアで定番の『テコンテ』の登場です。
シンガニに温かい紅茶とシナモン、ライムというとってもシンプルなホットカクテルですが、ちょっと飲んだこと無い味わいです。

ご興味のある方はぜひお試しくださいね。

2024/1/12