〜色々なカクテルのこそこそ話を綴るシリーズです〜
「ノルマンディ・コーヒー」。
1943年頃、アイルランドの港町にある水上飛行場の待合室のパブで誕生したカクテル「アイリッシュ・コーヒー」の派生であるこちらのカクテルは、ご想像の通り、カルヴァドスをベースとしたホットカクテル。
BARに馴染みのない方はカルヴァドスなんて聞き馴染みのない言葉だと思われますが、
フランスのリンゴを原料としたブランデーの事で、特にノルマンディー産のリンゴを使ったものだけがその名を名乗ることが許される原産地呼称規制(AOC)対象のお酒でもあります。ちなみに忌野清志郎さんがカルヴァドスが好きだったとウィキペディアにありましたが、そうだったの??
そして「ノルマンディコーヒー」ですがコーヒーなんだけれどほのかに甘酸っぱいようなフルーティさは「アイリッシュコーヒー」とはまた一味違う味わい。
コーヒーとお酒の相性はとても幅広いものですが、このカクテルはちょっとクセになりそうなこの冬のbest hot cocktailの一つですよ^^
ちなみに、薬草系リキュールのベネディクティンDOMはノルマンディーにあったベネディクト派の修道院が発祥と言われています。