千葉市にある女性バーテンダーのBARblog

ジンの簡単なお話

お店でたまに尋ねられるのですが、
「クラフトジンって最近、流行っているんですか?」って昨夜もお客様から聞かれまして。
そうですね^^飲む方も増えていますよ。とお答えする訳ですが、本当に流行っているのか、というのはクラフトジンを飲む人が増えているのか売れているのか、日本で、千葉で、と考えるとちょっと疑問はありますが少なくともこの10年くらいでジンの蒸留所は相当な数となっていますよね。なのでお酒を飲まない人でも「ジン」というお酒は周知されているんだと思います。
2020年頃はスコットランドでウイスキーの蒸留所が140カ所ほどに対してイギリス全体でジンの蒸留所は300、銘柄にして1000を超える・・という状況だったようです。

日本では、ウイスキーメーカーは勿論、焼酎や日本酒の酒蔵がジンづくりに参入した事から「クラフトジン」が増え、今はネットの酒販サイトで見ても、日本のジンだけでも300銘柄くらいあって(見てるだけでも楽しい)我らが千葉県でも大多喜のmitosayaや館山などのジンがあるんですから、やっぱり流行っているって言えますよね。
ところでジンの独特な香りは”ジュニパーベリー”(西洋ねず)が由来で、ジンには必ず使用します。
ブルーベリーより一回り小さいこの実(球果)を乾燥させて、直接ベーススピリッツに漬け込んだり、蒸留の際のアルコール蒸気を通して香りやフレーバーを抽出したりと、製造方法はいくつか蒸留所によって異なりますが、それ以外のハーブやスパイスなどジンの香味漬けをするアイテムを”ボタニカル”と呼び、そのレシピによって味わいや香りが変わるのがジンの楽しみですね。

この香りが若い頃はちょっと苦手だったわたしも、今ではジンが今では大好きです。

次回は新入荷のジンのご紹介をいたします♪

2025/3/15