千葉市にある女性バーテンダーのBARblog

日本ジン
3銘柄

前回、ジンのお話を少ししたところで、最近新たに入荷のジン3銘柄のご紹介です!

中でも、「久保田ジン」と「会津ジン」
ともに、日本酒の蔵元さんが地元産の農産物などをふんだんにボタニカルとして使い手をかけて造られたジン。

久保田は、5月から6月の新緑の季節の里山をイメージした清々しく癒しと寛ぎをもたらす味わいです。特定のボタニカルを目立たせるのではなく、複雑さや変化を楽しめるジン。また、日本国内の日本酒の中でも屈指の有名銘柄である久保田を醸す朝日酒造さんが力を入れて造られているだけあって注目度も高いです。

会津ジンの方はまさにクラフトジンといった感じで、会津娘の酒粕を蒸留した粕取り焼酎をベースに土地の恵みに敬意を表しながら故郷の景色を思い浮かべるような味わいで丁寧に、非常に少量生産で作られています。

そしてまた違うこだわりを見せているのが、「ヤマレスト」
製造者の元木ヨイチ氏は、スコットランドのアラン蒸留所で蒸留技師として経験を積み、その後様々なお酒業界を渡り歩き京都蒸溜所が手掛ける『季の美』ジンの開発の為に京都に移住し、2023年ご自身の名前を冠した念願の”「Motoki蒸研」設立されました。
「ヤマレスト」のこだわりは、手づくりのクラフト感を志向するのではなくあくまで工業製品として日々のお酒づくりをしながら、企業として大きく成長していくことを目指していて、小規模(マイクロ)蒸留所でありながらも、高品質で一貫した生産量を維持する「インダストリアル」であることをテーマとしています。
ラベルも親しみの持てるシンプルなものとなっていますね。


みなさまにまた一つ、美味しいジンの世界を知って頂けたら嬉しいです♪

2025/3/15