今年、私自身とても気に入っているお酒ブランドの一つがあります。「BAD SPIRITS」。イタリア最古の大学を有するイタリア屈指の学生の街、ボローニャで2015年にアンドレア・デ・チンクエとその息子であるアレッサンドロによって設立された新進気鋭のスピリッツブランドです。
大体お気づきかと思いますが、「悪い」BADじゃなくって「クールでかっこいい」方のBADのイメージで、先祖のフェルディナンドが遺した百年以上前のレシピを活用し、現代の若者に楽しんでもらえるよう最先端の技術とアイデアを駆使して造られた革新的なお酒やお酒以外のモノづくりも行っているそう。
当店ではジン・ウォッカ・サンブーカ・そして今回新入荷でアマーロが仲間入りしています。
アマーロとはイタリア語で「苦い」の意味で苦味ある薬草系リキュールの総称でカンパリなどのその一つ。イタリアでも十数年前までは昔の人が好む古臭いお酒のイメージでしたが、2000年代以降の世界的なカクテルカルチャーの復興によって特にアメリカでアマーロが大流行し、クラフト的なアマーロが現在日本でも作られている程の知名度となっています。(伊勢屋酒造さんのスカーレットなど)
BAD SPIRITSの「アマーロ1904」はボタニカルに、リクリツィア・甘草(カラブリア産)、カモミール(アブルッツォ産)、ミント(フリフリ産)、オレンジ(シチリア産)、エトセトラ・・・・全てイタリア産のこだわりでお砂糖も通常の1/3という現代人には嬉しい仕様?となっています。
私もアマーロのイメージはとても甘苦いものでしたが、甘さは抑えられ上等な苦味の効いたリキュールなのでイタリア人っぽくそのまま飲んでもよし、コーヒーやウイスキーのカクテルに決めてもよし、そんなお酒ですよ♪