千葉市中央区にある女性バーテンダーのBAR

花と動物の・・・


昨今、ウイスキーと一口に言っても実に様々な種類がありますよね。
一昔前、20年、30年ほど前はまだ、世界5大ウイスキーという言葉があって、スコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本、というのが主流でした。ところが2022年現在、ウイスキー消費の世界一はインドであり(人口が多いのもあるが輸出せず国内で消費される謎のウイスキーが多いらしいので微妙なところもある)、記憶するのが容易いほどしか無かったアイリッシュウイスキーの銘柄が今では何十倍にも増え、大衆的で男性的なイメージだったバーボンはスタイリッシュなものやプレミアムなものが増え、日本に住んでいても国産ウイスキーが入手困難、そしてアフリカやイスラエルでも生産されるようになりました。
こんな話はネット調べれば朝飯前の情報ですけどね。
という訳で、生産地の拡大だけでも凄いのに、熟成に使う樽の種類なども考えたら多種多様化が凄まじいです(汗)

そんな中、昔から続いているこんなシリーズがあると、ホッとするんです。

「花と動物シリーズ」。
社名だとかの説明は省きますが、マニアさん向けのウイスキー「ボトラーズもの」の中ではその歴史は長めで1992年頃に初めてリリースされました。シングルモルトとして売られることの殆どない(9割がたブレンドの原酒として使われる)超マイナーな銘柄たちを世に送り出したのです。
現在流通しているのが10銘柄ほどですがマックス26銘柄リリースされていた時代もあり、マニア内ではちょっとした伝説(かもしれない)です。

GIN-JOINTSでは2005年の移転当時このシリーズを10本ほどと、UDraremaltというシリーズを10本一気にメニューインしました。
ボトラーズやシングルモルトという言葉自体が「ナニソレ?」という時代でしたから、私はいい気になってお客様におすすめしていたのを覚えています(笑)

そして今、バックバーには6本の花と動物が鎮座しています。
カワウソやグレイトスポッテッドウッドペッカーに加えて最近白鳥さんが仲間入りしました。

2022/10/20