千葉市にある女性バーテンダーのバーブログ

カクテル小話No.1

色々なカクテルの小話を綴るシリーズ、始めます。

「マティーニ」
ジンとドライベルモットをステアする代表的なカクテルですが、
カクテルの王様などとも呼ばれ、アルコールの強いカクテル。ハードボイルド。3口で飲む、etc・・・と、人によって様々なイメージのようです。
マティーニといえば、有名人が愛飲したことでもその逸話はたくさんありますが、アメリカのルーズベルト大統領がパーティで振る舞ったことから上流階級の間で広まったり、イギリスのチャーチル大統領などは究極のドライマティーニを求めるあまり、ジンにベルモットを混ぜずにそのボトルだけをグラスの横に置いて、ちらっと見ながらグラスを傾ける・・・と言った伝説もあります。
また、日本でマティーニが知られるようになったのはGHQ総司令官のマッカーサーがきっかけでした。マティーニ愛飲家だった彼にならい、部下の士官たちもマティーニを飲むようになった結果、彼らが通う銀座や赤坂のバーでも広く飲まれるようになったのです。
映画では007シリーズの主人公ジェームズボンドが「マティーニをウォッカで、ステアでなくシェイクで」と言うシーンが有名です。ヴェスパーマティーニなどの派生物もこの映画から生まれました。

私のバーテンダー人生の中でもマティーニは深い思い入れがあり、また別の機会にお話ししてみたいと思いますが、現在GIN-JOINTSではバレンタインにちなんで「エスプレッソマティーニ」をオススメメニューに載せています。こちらは
「チョコレートマティーニ」よりも甘さがすっきりと度数も強くないので飲みやすい仕上げになっています。

また、皆様へのバレンタインのお菓子をスタッフで手作りしてみましたよ。
お渡しできたら良いなと思っています。


2023/2/13