千葉市にある女性バーテンダーのBARblog

カクテル小話No.2


色々なカクテルの小話を綴るシリーズ。
春が近づいてきて、この季節におすすめするカクテルの一つに、「チェリー・ブロッサム」があります。
こちらは、横浜の名門”バー・パリ”の田尾多三郎氏によって日本の桜のイメージで作られました。ただ、色合いはピンクではなくアメリカのチェリーのような感じです。そしてその中身はほぼ半分ブランデーとチェリーブランデーで構成されていて、大人な味わいのカクテルです。

横浜は江戸の開港以来、多くの外国人がすむ貿易都市として海外の文化をいち早く取り入れてきました。日本で最初に造られたバーは1860年山下町に建てられたホテルのバーと言われ、以来街場のバーやホテルのバーが発展してきました。
「バンブー」「ミリオンダラー」「ジャックター」などはいずれもこの横浜で生まれたカクテルです。

最近「ママはバーテンダー」というドラマの中でカクテル言葉というのが出てくるんですね。チェリーブロッサムは「印象的な出会い」。その他、ホーセズネックは「運命」、XYZは「永遠にあなたのもの」、テキーラサンセットは「慰めて」などなど・・・話が逸れましたが、これはこれで調べてみると面白いものです(何となく色恋的なフレーズの言葉が多い気がする)。
印象的な出会い。この春、そんな事もあると面白いですね!







2023/3/10