千葉市にある女性バーテンダーのBARblog

安積蒸留所/2

に行ってきました後編

安積蒸留所に行って参りました・・・
と言いつつ、前回はおおもとの笹の川酒造についての歴史など、他サイトでも記述されているような事を知っているかのようにお伝えしちゃったわたくしですので、今回は実際に見学させていただいた蒸留所内の事を少しお話します^^
さて、2016年から操業を開始した安積蒸留所ですが、シングルモルトを販売する前よりYAMAZAKURAという銘柄で元々持っている原酒を使用したブレンデッドウイスキーなどを販売しています。安積と笹の川の前身は「山桜」酒造合資会社でした。その冠をつけたのがYAMAZAKURAなのだそうです。

念願の蒸留所・・・
私が以前お話した秩父蒸留所よりも小さく、元々の清酒蔵を改造したそうです。
今の時期(8月)はピーテッドモルトからノンピーテッドモルトへの仕込みの切り替え時期で稼働はお休みしています。そのため雑然とした所内(これもいい雰囲気)に入るとそれでもかすかに”これだよね、蒸留所の匂い”、がします。

蒸留所のシンボル?といえばやはりポットスチル。安積では日本で蒸留器を作る数少ないメーカーの一つ、三宅製作所のポットスチルを使用しています。見た目、結構年季が入っているなと思っていたら、窓のない古いタイプですよ、と担当の鈴木さまに教えていただきました。

もう一つの醍醐味、熟成庫。未だかつてないほどウイスキーの香りがいっぱいに広がっていたので未成年の息子は酔いそう‥と外に出ました笑。驚くことに庫内は空調もないのに外気よりだいぶ涼しかった事です。自然なんですって。
メインのバーボン樽の他に、新しいミズナラ樽や、シェリー樽他、地元のお店の方々が集まって購入したという沢山のサイン入りの樽など所狭しと並び、なぜかほっこりでした。
私もいつか樽を買おう(一人じゃ無理だけど)と思ったのでした。

終わらないのであとがきにつづく。

2023/8/18